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2012年2月12日日曜日

白銀ジャック

気分転換に久しぶりに小説を読んだ。小説のタイトルは『白銀ジャック』。


本の概要:
ゲレンデの下に爆弾が埋まっている――

「我々は、いつ、どこからでも爆破できる」。
年の瀬のスキー場に脅迫状が届いた。警察に通報できない状況を
嘲笑うかのように繰り返される、山中でのトリッキーな身代金奪取。
雪上を乗っ取った犯人の動機は金目当てか、それとも復讐か。
すべての鍵は、一年前に血に染まった禁断のゲレンデにあり。
今、犯人との命を賭けたレースが始まる。
圧倒的な疾走感で読者を翻弄する、痛快サスペンス!

スノボを熱心にやってたときにスキー場には行きまくってた。だから小説の中のゲレンデの細かな描写や、滑走技術の表現とか個人的にとてもリアルに感じた。

小説の終盤は畳み掛けるようなスピーディな展開で一気に読んでしまった。
※ネタバレになるので詳しいことは言いませんが(笑)


2011年9月28日水曜日

facebook

だいぶ遅くなりましたが、The facebook Effect やっと読み終えました。

500ページとかなりのボリュームでしたが、同時に内容もとても濃かったです。あとがきにも書いてありましたが、著者のデビッド・カークパトリックの取材力は素人目でも、ハンパないねと感じました(とても描写が細かかったです)。

映画ソーシャルネットワークを見たあとにこの本を読んだので、本を読んでいるときに情景がイメージしやすかったです。でも映画はこの本のごくごく一部であり、自分はこの本が原作だと思っていたのですが、それもどうやら違っていました。なので、映画の視点と、この本の視点はまったく違うものになっています。どちらかというと映画は訴訟を起こしたエドゥアルド・サベリンの視点が強い。そういえば、マーク・ザッカーバーグ本人は、この映画を見てないと以前TVで言っていたように思います。
さて、この本でとても印象的だったセリフがあります。

『アイデンティティはひとつだけ』

人はいろいろな側面を持っている。仕事のときの自分、プライベートのときの自分とか。でも実際は同じ一人の人間であるため、状況に応じていろいろな振る舞いをしていること自体には無理がある、とfacebookのCEOであるマーク・ザッカーバーグは言っています。

TPOに応じて立ち振る舞いや態度を使い分ける人、多いと思います。とは言ってもごく当たり前のことですよね。でも本質的な部分では、やっぱり無理があります。だって同じ人物がやっていることだから。

勿論、時と場合に応じて、ちょっと無理してシャキッとすることは必要。でもそれが本質的に納得がいかないことだったり、自分の信念に反した行動だったりすると、時間が経過するにつれ、無理が生じてきます。実際、これは自分自身にも当てはまっています。だから『アイデンティティはひとつだけ』というセリフが自分にとって、とても印象的だったんだと思います。

この他にも、オープン性や、スタートアップ企業の資金調達の方法、企業が成長していく過程での問題点などなど、いろいろと学ぶべきことが多かった本でした。

2011年3月9日水曜日

広島ものづくり先進企業 ー次世代へのメッセージー


去年の末から今年のはじめかけて、広島経済大学の夜間セミナーを受講した。
セミナーの講師は経済大学 渡辺 昌彦 教授。

もともとは実務をやられてた方なので非常にリアルな話を沢山聞くことができ、
自分にとっては大変有益な講座だった。

全6回(去年のも合わせると12回)の講座が終了した日、渡辺先生のご好意により飲み会が開かれた。
そのときにこの本を紹介して頂いた。さらに後日送付までして頂いた。

感謝感激。渡辺先生ありがとうございます。
大事に拝読いたします。

2011年1月18日火曜日

本棚

やっと我が家にも本棚がインストールされた。

しかし大変だった。これ組み立て式なんです。
前にもいくつか組み立ててたんで、まあ組み立てなんて大丈夫だろうと思ったのが間違い。

これ高さ180cmあるんです。
まず組み立てる場所が家の中だったんで、狭くて狭くて。
あとは長物なんで取り回しも、大変、大変。


あとは家具自体の問題と思われるんですが、まったく気の利いていない組み立て方式。
本棚の背面の板がなかなかはまらず苦労した。

できあがりには満足してるが、ぐらつきがあるんでちょっと心配。
本棚の中身はこんな感じ。

しかし、まだまだ少ないので頑張って本読みます!

P.S やっぱりAKIRAはおもしろい。たまに読み始めると今だに全部読み切ってしまう。

2010年11月10日水曜日

What I Wish I Knew When I Wish 20.

What I Wish I Knew When I Wish 20.

本の帯には、「この本では、多くの月並みな考え方を覆していきます。自分自身を、そして世界を新鮮な目で見てほしい――これがわたしの願いです。この本で目指しているのは、読者のみなさんに新しいレンズを提供することであり、そのレンズを通して、日常でぶつかる困難を見つめ直し、将来の進路を描いてもらうことです。常識を疑い、身の回りのルールが本当に正しいのか再検証してもいいのだと、みなさんの背中を押したいと思います」


カバーの折り返しには、「ルールは破られるためにある」、「自分で自分に許可を与えよう!」、「問題解決の方法はつねに存在する」、「早く、何度も失敗せよ」、「機が熟すことなどない」、「新しい芽で世界をみつめてみよう」・・・・・・と書かれている。

非常に共感できる内容だった。
自分が普段から思っていることを再認識したり、自分にとって新しい考え方を学ぶことができたような気がした。

この本は、Amazonの売り上げランキング上位に入ってる。

物事をうまく進めるためのルールではなく、縛るばかりのルール、
トライすることを抑制しているとしか思えない、失敗が絶対に許されない環境・・・
そんな環境に身を置いていると感じている人が多いのだろうと思った。

印象に残った一節
  • ルールを絶対視しなくていいことがわかれば、俄然、力が湧いてきます
  • 自分の持つスキルの幅を積極的に広げ、リスクを取って新しいことに挑戦する人の方が、自分のスキルや潜在能力はこれだと決めつけ、決まった役割に徹する人たちに比べて成功する可能性がはるかに高いことは、数多くの調査で示されています
  • 最高のシナリオと最悪のシナリオを含めあらゆるシナリオを想定し、それぞれの確率に基づいて意思決定をし、あらゆる事態への備えが万全になったら、大きなリスクを進んでとるべきだ
  • 失敗していないとすれば、それは十分なリスクを取っていないからかもしれません


2010年11月7日日曜日

東京島

東京島。今年映画にもなった小説。

- あらすじ - 

これほど男に焦がれられた女がいただろうか。

クルーザーで夫・隆と世界一周旅行に旅立った清子。
だが出発からわずか3日目に嵐に遭い、数日間漂流した後に2人が漂着したのは、
どことも知れぬ無人島だった。

それから間もなく、与那国島での過酷な労働に耐えかね、島からの脱出を図った
23人のフリーターたちが途中で台風に遭い、島に漂着。更には日本への密航途中で
金銭トラブルに発展した11人の中国人たちが島に置きざりにされる。

無人島に流れ着いた男たちと1人の女。

いつしか「トウキョウ」と呼ばれるようになった島で、
唯一の女である清子は性を武器に逞しく生き抜いていくが…。
----------


物語の設定が現実離れしていたので『なんだこりゃ?!』と思ったのが率直な感想。
冒頭からいきなり好奇心を刺激された。

大勢の男の中に女がひとり。それだけ聞くと美人できれいな女性を大勢の男が奪いあうみたいなことを勝ってに想像してしまう。が、しかし、その唯一の女性は島の人間のなかで一番巨漢であり(映画はここんところがちょっと違う)年齢も40代半ばの設定。冒頭からあっけにとられた。大勢の男たちとの閉鎖された世界での生々しい生活や人間関係を変化させながら物語は進んでいく。

さらに舞台は無人島ということで無人島での日々の生活の描写はかなりグロテスク。映画が公開されているけど、『こんなんそのまま映画したらR指定だろ?』みたいな場面もたくさんある。
小説は中盤、ちょっと中だるみした感じがしたけど、映画だと小説よりもスピーディーな展開になるだろうから、映画もちょっと気になってきた。

↓映画版のサイトはこちら
http://tokyo-jima.gaga.ne.jp/index.html

予告ムービー

2010年7月25日日曜日

1Q84 BOOK1・2・3 と 告白

1Q84。村上春樹。
村上春樹初めて読みました。いきなり長編。

長かった。。。

500ページ×3冊=1500ページ。我ながら良く読みきったと思う。

内容は、『青豆』と『天吾』と『牛川(後のほうから)』が、
1984年から月が2つある1Q84年に迷い込んでしまう話。
『青豆(女)』と『天吾(男)』と『牛川(男)』は人の名前

各章ごとに『青豆』と『天吾』と『牛川』の視点で物語が進んでいく。
物語が進むにつれて、それぞれがだんだんと距離を縮めていく。

1Q84年という謎めいた世界で3人が絡みあっていく。その過程を楽しむ?感じか。
個人的には長すぎた感が強かったので、次に読んだ『告白(最近映画が公開)』のほうが
話がコンパクトでおもしろく感じた(内容も結構衝撃的だった)。

2010年6月26日土曜日

FREE -<無料>からお金を生み出す新戦略-



少し前に話題になったこの本。
かなり気になっていたが、そのときはタイミングを逃してしまい、このたびやっと読み終えた。

無料を利用して収益をあげるということについては、それなりの見識をもっていたつもりだったが、
この本のように、その歴史と仕組みを体系的に説明されると、自分の考えていたことは、
まだまだ初歩的なものだったことがよくわかった。

本書は、根本的な考え方から、現在の色々なビジネスモデルについてまで詳しく説明されており、
どの章も興味深い内容が多かった。

気になったところを書き留めておこうと思う。
  • 今日、市場に参入するもっとも破壊的な方法は、既存ビジネスモデルの経済的意味を消滅させることだ。つまり、既存ビジネスが収益源としている商品をタダにするのだ。すると、その市場の顧客はいっせいにその新規参入者のところへ押しかけるので、そこで別のものを売りつければいい。携帯電話による無料の遠距離通話サービスを考えてみてほしい。それは固定回線の遠距離電話ビジネスを衰退させた。
  • フリーはモノやサービスを最大数の人々に届ける最良の方法だが、それを目標としていないときには逆効果になりかねない。強力な手段はどれもそうだが、フリーも慎重に使わないと、利益以上の損害を与える恐れがあるのだ。
  • ハリスの経験から得られる教訓は、デジタル市場ではフリーはほとんどの場合で選択肢として存在するこだ。企業がそうしなくても、誰かが無料にする方法を見つける。
  • 複製をつくる限界コストがゼロに近いときに、フリーをじゃまする障壁はほとんどが心理的なものになる。つまり法律を犯すことの恐れ、公平間、自分の時間に対する価値観、お金を払う習慣の有無、無料版を軽視する傾向の有無などだ。
  • デジタル世界の製作者のほとんどは、遅かれ早かれフリーと競いあうことになるだろう。ハリスはそれを理解して、どうすればいいかを考えた。彼はみずからの調査によって、違法コピーをする者の心の中を覗き込み、人々がお金を支払うべき理由を求めていることを知ったのだ。
  • 製造コストが長期にわたり下がり続けるならば、ほかでは正気の沙汰とは思えないような価格スキームを試すこともできる。今日のコストをもとに価格を決めるのではなく、明日に要するであろうコストから価格を決めるのだ。低い価格設定は需要を刺激し、需要増がコストをさらに下げて、明日が来たときには予想よりもさらにコストは下がっていることになる。それで利益をあげられるのだ。
  • アイデアとは究極の潤沢な商品で、伝達のための限界費用はゼロなのだ。アイデアが生まれると、みずから広く遠くへと伝わることを望み、触れたものすべてを潤沢にする(社会でそのように広まる考えを『ミーム』と呼ぶ)。
  • 物質からではなく、アイデアからつくられるものが多くなれば、それだけ速くものは安くなっていく。これがデジタル世界のフリーにつながる潤沢さのルーツだが、今日この現象は簡潔に『ムーアの法則』と呼ばれている。
  • いつのときも、世界はその時点で生産されているものを少しだけ多く、あるいは少なく望み、需要と供給の増減にともなってすぐに価格も動く。だが長い期間で見ると、生産コストの低下は価格の低下という全体的傾向を保証し、需要と供給の一時的不均衡は、ゼロへと向かう不可避の流れに漣を与えるにすぎない。
  • 潤沢な情報は無料になりたがる。稀少な情報は高価になりたがる。
  • グーグルはひとにぎりのコアプロダクトの広告料から大金を稼いでいる。そのほとんどは検索結果の表示画面や、提携したウェブサイト上に広告を載せることによるものだ。それでほかのすべてをフリーにできる。新しいサービスはオタクの妄想のような問いかけから生まれる。『これはクールだろうか?』『みんなほしがるかな?』『このやり方は僕らのテクノロジーをうまく使えるだろうか?』。彼らは『これは儲かるか?』という平凡な質問から始めたりはしない。
  • Yコンビネーター社は小規模企業専門のベンチャーキャピタルだが、その共同創業者のポールグラハムは、起業を目指す者にいつも単純なアドバイスをするという。『人々がほしがるものをつくりなさい』。
  • どうしてグーグルではフリーが当たり前なのだろう。なぜなら、それが最大の市場にリーチして、大量の顧客をつかまえる最良の方法だからだ。シュミットはこれをグーグルの『最大化戦略』と呼び、そのような戦略が情報市場の特徴になるだろうと考えている。その戦略はとても単純だ。『何をするにしても、分配が最大になるようにするのです。言い換えると、分配の限界費用はゼロなので、どこでもものを配れるということです。』
  • フリーはあらゆる市場でいつでも消費者をひきつけるが、その周辺でお金を稼ぐには、特にユーザを100万人単位で抱えているものでなければ(あるいは、抱えているときでさえも)、創造的に考え、試しつづけることが重要になる。
  • スポーツクラブの固定費は施設設備費と人件費だ。会員が利用しないほうがクラブは儲かる。ほとんど利用しない会員が多ければ、クラブはより多くの会員を集められるからだ。同様にネットフリックス(定額制のネットDVDレンタルサービス)はDVDの返却が遅ければ遅いほど儲けが増える。違うのは、スポーツクラブの会員は利用しないことで、サボってしまったといやな気分になるが、ネットフリックスの会員はDVDを数週間借りっぱなしでも、延滞料金が発生しないので、いい気分のままでいられる点だ。
  • 今や<欲求段階説>としてよく知られているマズローの答えはこうだ。『すぐに別(高次)の欲求が現れ、生理的空腹に代わってその肉体を支配する』。マズローの五つの段階の一番下には、食べ物や水などの生理的欲求がある。その上は安全の欲求で、三段目は愛と所属の欲求、四段目が承認の欲求で、最上段が自己実現の欲求である。自己実現とは、創造性などの意義あるものを追求することだ。
  • 私たちは食べていかなければならないが、マズローの言うとおりで、生きるとはそれだけではない。創造的かつ評価される方法で貢献する機会は、マズローがすべての願望の中で最上位に置いた自己実現にほかならず、それが仕事でかなえられることは少ない。ウェブの急成長は、疑いなく無償労働によってもたらされた。人々は創造的になり、何かに貢献をし、影響力を持ち、何かの達人であると認められ、そのことで幸せを感じる。
  • 私たちは、稀少なものに対する思考は得意だが、それは20世紀に体系化されたモデルだ。今度は、潤沢なものについてもうまく考えられるようにならなければならない。
  • フリーと競争するには、潤沢なものを素通りしてその近くで稀少なものを見つけることだ。ソフトウェアが無料なら、サポートを売る。電話が無料なら、遠くの労働力と能力をその無料電話を使って届ける(インドへのアウトソーシングがこのモデルだ)
  • もしも自分のスキルがソフトウェアにとって変わられたことでコモディティ化したならば(旅行代理店、株式仲介人、不動産がその例だ)、まだコモディティ化されていない上流にのぼって行って、人間が直接かかわる必要のある、より複雑な問題解決に挑めばいい。そうすればフリーと競争できるようになるだけではない。そうした個別の解決策を必要とする人は、より高い料金を喜んで支払うはずだ。
◆クリス・アンダーソン
『ワイアード』誌編集長。「ロングテール」という言葉を2004年に同誌上ではじめて世に知らしめ、2006年に刊行した同名の著書『ロングテール─「売れない商品」を宝の山に変える新戦略』(早川書房)は世界的ベストセラーとなる。ジョージ・ワシントン大学で物理学の学位を取得、量子力学と科学ジャーナリズムをカリフォルニア大学バークレー校で学ぶ。ロス・アラモス研究所の調査員を務めたあと、世界的科学雑誌である『ネイチャー』誌と『サイエンス』誌に6年間勤務


2010年4月28日水曜日

水滸伝

最近ビジネス書が多かったので、ちょっと気分転換に小説を読んでみようかなと思い、
なんかおもしろそうなのないかな?と思ってたところで『水滸伝』と遭遇。
(と言ってもビジネス雑誌の中で『古典もためになるよ』と書いてあったので、モロうけうり^^;)

中国の古典なんて理解できるのか?!、108人の豪傑が登場するって?!、そんなに登場されたら誰が誰やらわからんのでは?!と心配もしながらも、おもいきってAmazonで3冊まとめて購入。

読み始めるとなかなかすんなり読めたのでとりあえず一安心。
しかも、こりゃちょっと面白いな、と思ったので結構な勢いで読み進めた。

登場する人物たち(後に梁山泊に集結する)は、皆一癖も二癖もある人物だが、とても個性的で豪快だ。
また、仲間意識が強く、義に厚い。物語の中の豪快な雰囲気は読んでいて非常に気分がすっとする。
弱きを助け強きをくじく様も、とても気分が良い。

最初は数人だった梁山泊も、物語が進むにつれて頭領は108人、梁山泊軍は数万を超える大所帯になる。

たった3冊で108人登場するので、物語の後半でいっきに頭領の数が増えてくると、さすがに主要な人物以外は、当初の予想どおり、誰が誰やらよくわからなくなってきた。

しかし、あまり細かいことは気にしなくても読めるし、おもしろいのが不思議なところ。
それも、古くから読まれている理由のひとつかもしれない。

日本で出版されているもので長いのは18巻もあるらしい。
さすがに18冊は長すぎるけど、108人の物語が詳しく読めるのだろうと想像できる。
ちなみに、原書と呼ばれているものも、70回本、100回本、120回本と3種類あるらしい。

今回読んだ『水滸伝』は、120回を底本に適宜省略したもの。

水滸伝新版 (岩波少年文庫) 
水の滸(ほとり)の物語・・・。武芸の達人や妖術使いたちなど、宋江をはじめ108人の豪傑が梁山泊に集まって、弱きを助け強きをくじいて大活躍。「三国志」「西遊記」とともに、中国と日本で長く愛読されてきた豪快な物語。59年刊の新版。
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2010年4月10日土曜日

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

『経営者に必要な資質とは真摯さである』
この本を読んで一番印象に残った言葉だ。

この本は、経営学の父と言われる、ピーター・F・ドラッカーの経営マネジメントを女子マネージャーの『みなみちゃん』が弱小高校野球部に応用し、甲子園出場を目指すという内容。原書だけでは少し理解しにくいところも部活の出来事を踏まえてうまく説明してくれている。

以前にビジネス情報誌で紹介されいて気になっていたのだが、、、
正直なところ表紙の感じからして購入しようかどうしようかと少し迷っていた。。。
しかしながら、ビジネス書ランキングの上位にガンガン上がってきてたのもあり、このたび購入。
読み始めたら『早く買えばよかった』とすぐ思った。そして、一気に読み終えた。こんなに一気に読んだのも久々だったな。(清原和博の『男道』以来か・・・)

印象に残った言葉がたくさんあったので、その一部を書き残しておこうと思う。
  • 企業の目的を定義するとき、出発点は一つしかない。顧客である。顧客によって事業は定義される。顧客を満足させることこそ、企業の使命であり目的である。したがって、「われわれの事業は何か」との問いは、企業を外部、すなわち顧客と市場の観点から見て、初めて答えることができる。したがって、「顧客は誰か」との問いこそ、個々の企業の使命を定義するうえで、もっとも重要な問いである。
  • 企業の目的は、顧客の創造である。したがって、企業は二つの、そして二つだけの基本的な機能を持つ。それがマーケティングとイノベーションである。マーケティングとイノベーションだけが成果をもたらす。
  • 人のマネジメントとは、人の強みを発揮させることである。人は弱い。悲しいほどに弱い。問題を起こす、手続きや雑事を必要とする。人とは、費用であり、脅威である。しかし人は、これらのこのゆえに雇われるのではない。人が雇われるのは、強みのゆえであり、能力のゆえである。組織の目的は、人の強みを生産に結びつけ、人の弱みを中和することにある。「人は最大の資産である」
  • あらゆる組織が、事なかれ主義の誘惑にさらされる。だが組織の健全さとは、高度の基準の要求である。自己目標管理が必要とされるのも、高度の基準が必要だからである。成果とは何かを理解しなければならない。成果とは、百発百中のことではない。百発百中は曲芸である。成果とは長期のものである。すなわち、間違いや失敗をしない者を信用してはならないということである。それは、見せかけか、無難なこと、くだらないことにしか手をつけない者である。成果とは打率である。弱みがないことを評価してはいけない。そのようなことでは、意欲を失わせ、士気を損なう。人は優れているほど多くの間違いをおかす。優れているほど新しいことを試みる。
  • 成長には準備が必要である。いつ機会が訪れるかは予測できない。準備しておかなければならない。準備ができていなければ、機会は去り、他所へ行く。
  • 最近は、愛想よくすること、人を助けること、人付き合いをよくすることが、マネジャーの資質として重視されている。そのようなことで十分であるはずがない。事実、うまくいっている組織には、必ず一人は手をとって助けもせず、人付き合いもよくないボスがいる。この種のボスは、とっつきにくく気難しく、わがままなくせに、しばしば誰よりも多くの人を育てる。好かれているものよりも尊敬を集める。一流の仕事を要求し、自らにも要求する。基準を高く定め、それを守ることを期待する。何が正しいのかだけを考え、誰が正しいかを考えない。真摯さよりも知的な能力を評価したりはしない。このような資質を欠く者は、いかに愛想がよく、助けになり、人付き合いがよかろうと、また、いかに有能であって聡明であろうと危険である。そのような者は、マネジャーとしても、紳士としても失格である。
  • マネジャーの仕事は、体系的な分析の対象となる。マネジャーにできなければならいことは、そのほとんどが教わらなくても学ぶことができる。しかし、学ぶことのできない資質、後天的に獲得することのできない資質、始めから身に着けていなければならない資質が、一つだけある。それは才能ではない。真摯さである。
みなみちゃんが参考にした、『マネジメント』はドラッカーが63歳のときに書かれたもの。自分もぜひ読んでみようと思う。


ピーター・ドラッカー(Peter Ferdinand Drucker)
1909年11月19日 - 2005年11月11日)はオーストリア生まれの経営学者・社会学者である。
なお著書『すでに起こった未来』(原題"The Ecological Vision")では、みずからを生物環境を研究する
自然生態学者とは異なり人間によってつくられた人間環境に関心を持つ「社会生態学者」と規定している。
ベニントン大学、ニューヨーク大学教授を経て2003年までカリフォルニア州クレアモント大学院教授を歴任。
「現代経営学」あるいは「マネジメント」(management)の発明者と呼ばれる。

2010年3月9日火曜日

「1秒!」で財務諸表を読む方法

1秒で財務諸表を読む方法が分かる本!
ということですが、さすがに1秒では財務諸表は読めません^^;

しかしながら、財務諸表から経営状況を読み取るポイントが『流動比率が100%を超えているか』という点や
  • 流動比率 = (流動資産 ÷ 流動負債) > 100%
さらには、『手元流動性』が最も重要であることなど非常に勉強になった。
  • 手元流動性 = (資産+すぐに現金化できるもの) ÷ 月商
『流動比率』については去年、会社の研修のときに教えてもらっていたようだがすっかり忘れていた(しっかりノートにメモが残っていた)。教えてもらったことって結構忘れがちだなと改めて思ったが、今回は自分で勉強したからたぶんもう忘れない。それから、ROAとはなんたるか、ROEとは、WACCとは、、、などなど
  • ROA(資産利益率 = 利益 ÷ 資産)
  • ROE(自己資本利益率 = 純利益 ÷ 自己資本)
  • WACC(加重平均資本調達コスト)
ついでに、外資ファンドが狙いやすい企業が『ROEが低く、自己資本比率が高い企業』であることや
  • ROEが低いと株主への配当も低い = 株価安 ← 株を買いやすい
  • 自己資本比率が高い = 財務的に安定 ← 破綻する心配が低い
『日本は800兆円の債務を抱えているのになぜ破綻』しないのかなどもよくわかった。その理由は・・・
  • 国債の期日が来たら、借換え債を発行して返済期限を先延ばしにできる
  • 借換えの際に返済期間を調整できる(5年国債→10年国債→20年国債・・・)
しかしながら国の財政については借換えなだけに、単にツケを後まわしているだけで根本的な借金返済にはなっていない(政府は2011年にプライマリバランスを取ると公言しているが実際は・・・?)。

ところで外資ファンドの話題というと今日のニュースで取り上げられていたサッポロホールディングスと外資ファンドのスティール・パートナーズの話題。スティール・パートナーズがサッポロHDの本格買収に乗り出してきた。以前にもスティールはサッポロ買収を試みたらしい。しかしながらそのときはサッポロが勝利し買収は免れたらしい。

しかしながら、現在のサッポロHDの決算状況からは先の狙われやすい条件によく当てはまっていると思われる。
サッポロHDの自己資本比率は23.4%(21年度12月期)と比較的高く、当期純利益は前年比▲40.6%のため、ROEが前年よりかなり落ちていると思われる。ちなみに少し古いが自己資本比率についてはトヨタが13.9%、花王は12.2%(ともに19年3月期)。

2010年2月26日金曜日

続・日経新聞の数字がわかる本

『日経新聞の数字がわかる本』を読み終えた。
1回目はざっと読みきり、2回目は今の景気指標の数字と照らし合わせながら読んだ。

ニュースでよく耳にする『景気の「二番底」の懸念がやや薄らいできている』ことや、
『やや回復傾向にある』といっている理由が少しわかったような気がした。

工業の稼働率が回復傾向にあったり、製品在庫指数も適性値に戻りつつあることなど
良い傾向のものもあるが、全体としては前年比マイナスのものがまだ多い。

また、残念ではあるが完全失業率は依然として回復傾向が見られない。
企業としては、仮に仕事があったとしても、まだ人員を増やす余裕はなく、
今いる人員で作業時間を延ばすことで対処するのが精一杯のようだ。

また、ニュースでもよく報道されている百貨店売り上げの低迷はかなりひどい。
旅行会社などの売り上げについては百貨店以上にひどいこともわかった。

企業の倒産件数については一時期に比べると減少しているようだが、
日銀による低金利政策もすでに限界まできているためこれ以上の効果は期待できない。

貿易・通関についてはやや回復傾向にあるが全体としてはまだまだ少ない。
最大の貿易相手国であるアメリカの経済状況の回復が期待されるが、
アメリカの状況は日本よりひどいようだ。

アメリカのGDPは世界全体の25%を占めている。また、アメリカのGDPの77%は個人消費である。
これを世界全体で考えた場合、全世界のGDPの18%はアメリカ人の個人消費でまかなわれていることになる。

しかしながら、現在のアメリカの失業率は日本の倍。貯蓄率も増加傾向にある。
全世界に多大な影響をもたらす、アメリカ人の個人消費が低迷してしまっているのである。

アメリカ国内の経済が回復し、アメリカ国内での需要が増えれば、
日本からの輸入も増え、日本の貿易収支が良くなり、日本国内の経済も良くなるはずなのだが。

日経新聞には米国の景気指標の数字も掲載されている。
たくさんある数字のなかには回復傾向が見られるものもあるが健全な状態に戻るには
まだ時間が必要そうだ。

2010年2月10日水曜日

日経新聞の数字がわかる本

日経新聞を読むようになって経済が楽しくなってきた今日この頃。

しかしまったくわからないことがある。
それは、日経新聞に掲載されている数字。

投資・財務、商品、株式、そして『景気指標』。
どうやったらわかるようになるかと思いとりあえず本屋に足を運んだ。

そこで出会ったのがこの『日経新聞の数字がわかる本』。

自分にとってはものすごいストレートなタイトルだった。
まずは『景気指標』から勉強することにした。

今の世の中は不景気で先が見えない。
また、この極端な不況により経済の指標となる『景気指標』の数字の動きも大きい。

しかしながら、数字の動きが大きいので『景気指標』初心者の自分にとって非常にわかりやすい。

2007年のサブプライムローン問題、2008年末のリーマンショックがあったことは記憶に新しく、
当時の数字の変化と実際の経済の動きを照らし合わせやすい。

自分にとっては経済学を勉強し始めるよい機会だったのかもしれない。

2009年12月1日火曜日

BUSHIDO


【解説より抜粋】
 新渡戸もいうように日本人の道徳律は儒教に負うところが大であるが、孔子はそれを『五常の徳』を主体として、さらには忠・孝・悌(てい)を合わせた『八つの徳』で”人の倫”を説いてきた。
 五常の徳とは、『仁・義・礼・知・信』のことであり、簡潔にいえば、『仁』とは思いやり、『義』とは正義の心、『礼』とは礼儀・礼節、『智』とは叡智・工夫、『信』とは信用・信頼のことである。そして『忠』とはいつわりのない心、『孝』とは父母を大事にすること、『悌』とは年長者に従順なことを言う。
 具体的にいうなら、『人にやさしくあれ』『正直であれ』『嘘をつくな』『卑怯なことをするな』『約束を守れ』『弱いものをいじめるな』『親孝行をしろ』『兄弟仲良く』といったことで、これらの想いを『良心』というのである。

 なぜ、武士道は多くの徳目のなかで『義』をトップの支柱に置いたのか。
 その理由の第一は、人としての正しい道である『義』が、他の徳目とくらべた場合、もっとも難しく、”治世の術”としていちばん重要だったからである。
 なぜなら、『義』はサムライのみならず、いかなる人間においても、どのような社会にあっても、人の世の基本となるもので、もしこの『義(正義)』が守られなければ、うそが飛び交い、不正がはびこり、 平穏な秩序ある社会など築けないからだ。
 つまり、『正義』こそは、人間が社会的動物として生きるうえでの普遍的な根本原理なのである。

【感想】
いろいろ理屈っぽく考えがちだと最近思う。
本来はもっと自分の気持ちに正直に生きて良いはずだ、と思った。